『日本人の誇りを呼び覚ます魂のスピーチ』廣済堂出版 1,512円(税込)

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文語に、霊というものが宿っているならば、口語には、気が漲っている。かつて弁舌が大衆を惹きつけ、大義を説いた時代があった。ひとは熱き魂の雄叫びに触れ、迸る言葉の奔流に身を委ねながらこの国の、自らの在るべき姿、進むべき道標を見い出した。今ここに、日本の近代と対峙し、命運を共にしたあの雄弁が蘇る。
本作では、明治以降、近代日本を切り開いた偉人たちによる24編の名演説、スピーチを収録し、その歴史的、社会的背景を探ることで、現代にも通じる意義、日本人としての誇りの在処を綴った。