今の時代、「男らしい」だとか「男っぽい」、「男勝り」などといった言い回しは禁句中の禁句です。「私にも、あなたの中にも森さんはいる」などとは、思いもしないし、けしからんにも程がある。しかしながら、生物学的差異に起因する社会行動などまったくない、と云えば嘘になります。
例えばダンス。なぜ男たちは踊るのか? もちろん楽しむためです。自己表現でもあります。が、批判を覚悟で云えば、「女性にモテた〜い♪」といった生物学的欲求。これに尽きる。もちろんLGBTQ+の皆さんが「同性にモテた〜い♪」といったリビドーも同じくでしょう。
この連載では個人的嗜好から、麗しき女性たちのダンスばかりを取り上げて来ましたが、男だって負けちゃあいない。かつて中学生が白いギターをボロロ〜ン♪と爪弾いたり、朝になって読み直したら崖からダイブしたくなるような愛の詩を書き連ねたのと同じように、お勉強そっち退けでダンス・テクニックを磨くのは、「女性にモテたい〜♪」といった執念の賜物だということを、イヤと云うほどわからせてくれる映像をとくとご覧あれ♪